私たちの取り組み

「人工知能技術を用いた、高精度・早期診断対応のインフルエンザ検査法」

新しい検査法の開発を行う理由

2018年の国内インフルエンザ患者数は2000万人を越え、史上最大の流行となりました。

現状の検査法は、発症してから24時間以上が経過しないと診断精度が十分に上がらず、またその精度自体も6割程度と言われています。
「インフルエンザではない」という判定が出た場合、その方々が通勤や通学することで感染拡大のリスクが生まれます。

従来の検査法も少しずつ改善に取り組まれていますが、抜本的な解決には至っておらず、日本のみならず世界中に影響のある大きな問題です。

日本から生まれた診断手法

私たちはインフルエンザを診断する、全く新しい手法に注目しました。

日本の医師が発見した、インフルエンザ濾胞(ろほう)というものです。

インフルエンザ患者ののどには、このインフルエンザ濾胞と呼ばれる腫れ物ができます。
インフルエンザに限らず多くの風邪や、あるいは全く健康な人であっても、のどの奥には似たような膨らみがあります。
しかし、インフルエンザの場合だけに現れる特徴が、この濾胞にはあるという発見でした。

それは、表面の色調や艶やかさ、大きさや盛り上がり方など様々な特徴の組み合わせです。
素人には同じようにしか見えないものが、その道何十年のベテラン医師の目には違って映ります。
医師であるというだけでは見分けられない、匠の医師にしか分からない違いです。

私達はその「匠の目」を、AIの力で再現しようとしています。

AIによるインフルエンザ濾胞の検出方法について

アイリスでは、この匠の医師の目を、画像解析のアルゴリズムを用いて再現します。

鼻の奥に綿棒を入れて行う検査の代わりに、のどを写真撮影するだけで、簡単・正確・そしてより早期からのインフルエンザ判定を可能にします。

のどの膨らみのパターン認識技術は、医師にとっては習得に何年もかかる技ですが、写真を見比べて特徴を見抜くのはディープラーニング(AI技術の一つ)と相性が良い領域です。

インフルエンザ濾胞は、発症直後からのどに出ることが知られているため、病院を受診するまでに24時間待機する必要もありません。

新着情報

Our Team

沖山 翔

代表取締役CEO, 医師

代表メッセージ

救急医として、幅広い病気の患者さんと向き合ってきました。しかし、自分には救えなかった患者さんがいました。その病気の専門医師なら救えたかもしれない患者でした。

論文のオンライン化によって、「医学知識」は世界中の医師の間で共有されるようになりました。しかし「医学技術」はまだ共有ができていません。

AIの技術でこの課題を解決し、専門医師の熟練技が世界中で共有されるような、そんな医療の姿を目指しています。

略歴

1985年 生まれ
2010 – 東京大学医学部卒
2012 – 救命救急医(日赤医療センター)
2013 – ドクターヘリ、離島医(石垣島、波照間島)、船医(沖ノ鳥島、南鳥島)
2015 – 株式会社メドレー(執行役員)
2017 – 医師(フリーランス・救急科専門医)、研究者(情報学)
2017年11月 – アイリス株式会社創業(AI医療機器開発)、代表取締役CEO

加藤 浩晃

取締役CSO, 医師

1981年生、浜松医科大学 医学部卒業
2006-2015:医師(眼科専門医)
2016-2017:厚生労働省 医政局研究開発振興課 治験推進室
2017.11-:アイリス株式会社

田中 大地

執行役員CMO

1985年生、早稲田大学 社会科学部卒業
2008-2013:リクルート
2014-2018:エス・エム・エス/MIMS
2018.4-:アイリス株式会社

山崎 晃子

1985年生、慶應義塾大学商学部卒業
2008-2014:日本銀行
2014-2018:ITスタートアップ3社の立ち上げ期支援(ディレクター、総務、企画営業)
2018.4-:アイリス株式会社

前田 祐二郎

1982年生、東京大学 大学院医学系研究科博士課程修了(医学博士)
2014-:東京大学医療イノベーションイニシアティブ特任助教
2015-:ジャパンバイオデザイン設立、共同プログラムディレクター
2018.5-:アイリス株式会社

安見 卓志

1989年生、東京大学 大学院工学系研究科修士課程修了
2015-2018:オリンパス株式会社(内視鏡研究開発)
2018.5-:アイリス株式会社

轟 佳大

1992年生
2019.3- 立命館大学 情報理工学部 大学院修士課程修了見込
2019.4-:アイリス株式会社

会社情報

企業名

アイリス株式会社

住所

〒100-0005
東京都千代田区丸の内1丁目6番6号 日本生命丸の内ビル22階